トラベラーズチェック
バックパッカーは、旅の資金をどのように持っていくべきか。
まず、通貨の種類であるが、世界中の国で日本円を両替できる(とくに東アジアや東南アジアは、日本円でもほぼ大丈夫)。
しかし、大都市以外では、まだまだ米ドルしか通用しないところも多い。
したがって、バックパッカーは、米ドルを用意するのが基本となる(国によって異なる)。
では、米ドルをどうやって持っていくか。
米ドルがそのまま使えるところでは、キャッシュ(現金)が使い勝手がいいことは間違いない。
しかし、それは、犯罪者にとっても勝手都合がいいことでもある。
キャッシュ(現金)は、盗られてしまえばそれでおしまいとなる(保険でも補償されない)。
そこで私は、トラベラーズチェック(T/C)をおすすめする。
理由は、まず、安心であること。盗られたり失くしたりしても再発行が受けられる。
さらに、交換レートもドルキャッシュに両替するよりも、トラベラーズチェック(T/C)のほうが発行手数料を支払っても得になる。
トラベラーズチェック(T/C)を購入する時に注意することは、発行手数料に気をとられて、為替レートで損をしないようにということである。たかだか1%の手数料を節約したつもりが、為替レートで10%損をしたのでは何にもならないから。
なお、さらに現地で現地通貨に両替するわけだが、まずは1日分のみにして、出会ったバックパッカーなどから有利な両替所を聞くなどして、資金を有効に使いたい。
クレジットカード
クレジットカードも少なくとも1枚は、持っていった方がいい。
いざ高額支払いが必要になった時に役立つのはもちろんだが、海外では、クレジットカードが経済的信用を示すIDカードの役割を示していることが少なくない。
ホテルにチェックインする時や、レンタルカー・バイクをするときもクレジットカードが必要になる。クレジットカードを持っていない時は、デポジット(保証金)を700ドルくらい預けなくてはいけなかったりする。
またアメリカなどでは、ガム1個の支払いでも偽造の多いドル紙幣よりも、クレジットカードが喜ばれるんである。
地域により使えたり使えなかったり、トラベルデスクが充実していたりなどの理由で、国際カードVISA,Master,JCBを(提携カードでよい)1枚づつもっていると重宝する。
最近のクレジットカードは、海外旅行保険が附帯した年会費無料カードも多いので、入会しておくことをおすすめする(多くのカードは、学生でも入会できる)。
>>> 海外旅行保険附帯のクレジットカードとは